育休に入ってから、ずっと考えていることがあります。
私は、いつ仕事に戻るんだろう。
本音を言えば、できることなら3歳くらいまで、息子と一緒に過ごしたい。
昨日までできなかったことが、今日はできるようになる。
そんな毎日の変化を、できるだけ近くで見ていたいと思っています。
でも最近は、
「ずっと一緒にいたい」
という気持ちだけでは決められない現実も、少しずつ見えてきました。
「できるだけ一緒にいたい」だけでは決められない
その一つが、お金のことです。
育休に入って、働いていた頃より収入は減りました。
家計を見直して、投資額も調整して。
育休に入ってから実際に行った家計の見直しについては、こちらの記事にまとめています。
それでも、この生活をこの先何年も続けることを考えると、
現実的には、どこかで復職する必要があるのかもしれない。
最近は、そう考えることが増えました。
でも、変わってきたのは家計だけではありません。
息子は最近、はいはいをしたり、つかまり立ちをしたり、どんどん動けるようになってきました。
少し前まで寝転んでいることの方が多かったのに、今ではおむつを替えるだけでも一苦労です。
急いでいるときに何度も動かれると、
「ちょっと待って……!」
と思ってしまうこともあります。
成長はもちろん嬉しい。
でも、これからもっと意思表示ができるようになって、いずれイヤイヤ期もやってくる。
毎日朝から晩まで一緒にいることが、いつも楽しいだけとは限らないのだろうな、とも思うようになりました。
親子だからこそ、少し離れる時間があった方が、お互いに穏やかに過ごせる日もあるのかもしれない。
家族以外の人や、ほかの子どもたちと過ごす時間も、息子にとって新しい経験になるのかもしれません。
以前の私は、
「できるだけ長く一緒にいること」
を一番に考えていました。
その気持ちは、今もあります。
でも最近は、
一緒にいる時間の長さだけでなく、その時間をどんな気持ちで過ごせるかも大事なのかもしれない。
そんなふうに考えるようになりました。
だからといって、以前と同じようには働けそうにない
では、保育園に預けて、以前と同じように働けばいいのか。
そう考えると、それも今の私には現実的ではないように感じます。
育休中の今でさえ、家事をすべて終えられない日は珍しくありません。
食事を用意して、おむつを替えて、寝かしつけて。
洗濯をして、掃除をして。
気づけば一日が終わっています。
ここにフルタイムの仕事が加わったら。
私の場合は、たぶんキャパオーバーになる。
そう思っています。
復職後の生活を考えると、仕事だけでなく、家事や育児に使う時間も必要です。
だから今の生活の延長で無理なく働くなら、
仕事を以前と同じ量に戻すのではなく、勤務時間そのものを減らす。
そんな働き方が、今の私には現実的なのではないかと思っています。
「働くか、働かないか」の二択ではなくなった
以前は、
仕事に戻るのか。
それとも、もう少し息子と過ごすのか。
どこかで二択のように考えていました。
でも今は、その間にもいろいろな働き方があると思っています。
非常勤で働く。
時短勤務にする。
勤務する曜日を減らす。
最初は、週2日くらい働けたらいいのかな、と考えたこともありました。
ただ、勤務時間を減らせば、その分収入も減ります。
子どもとの時間は欲しい。
でも、これからのお金のことも考えたい。
育休中の資産形成をどう考えているかについては、こちらの記事で詳しく書いています。
その両方を考えると、今のところは、
週4日程度の時短勤務も、一つの選択肢なのかもしれない。
そんなふうに考えています。
もちろん、希望する働き方ができるかどうかは、これから職場と相談してみなければ分かりません。
まだ、答えではなく「候補」の段階です。
それでも、復職を考えると怖い
勤務時間を減らせば、すべて解決するわけでもありません。
私が復職をためらっている理由は、時間だけではないからです。
仕事にやりがいがなかったわけではありません。
患者さんやご家族から、
「先生のおかげで良くなった。ありがとう」
と言っていただいたとき。
自分の仕事が誰かの役に立てたと感じたとき。
医師になってよかったと思える瞬間は、確かにありました。
一方で、忙しさや人間関係、時間や体力の制約の中で働くうちに、
自分が理想とする医療と、現実にできることの間に、少しずつ距離を感じるようになっていました。
目の前の仕事をこなすことに精一杯になり、いつの間にか、ある程度気持ちを切り替えながら働くことも増えていました。
そして育休に入り、仕事から離れました。
「先生」として振る舞う必要のない毎日。
誰かの期待に応えようとするのではなく、息子と一緒に笑ったり、散歩をしたり。
そんな時間を過ごすうちに、
肩の力を抜いた自分でいられることが、思っていた以上に心地いい
と気づきました。
だからこそ、
また以前の環境に戻れるのだろうか。
仕事をしていた頃のように働けるのだろうか。
そう考えると、今でも不安になります。
子どもが生まれて、仕事に求めるものが変わった
以前の私にとって、仕事は生活の大きな部分を占めていました。
収入も大切。
やりがいも大切。
これまで積み重ねてきたものも、簡単には手放したくありません。
その気持ちは今も変わっていません。
でも、子どもが生まれて、
そこにもう一つ、
「家族と過ごす時間」
という、私にとってとても大きなものが加わりました。
仕事が大切ではなくなったわけではありません。
ただ、仕事と暮らしのバランスを、以前とは違う形で考えるようになりました。
仕事を中心にして、その周りに生活を置く。
そんな働き方が、今の自分には合わなくなってきたのだと思います。
これからは、仕事も暮らしの一部として考えたい。
息子との時間も、自分自身の余裕も残しながら働きたい。
今は、そんなふうに思っています。
今は、一生の答えを決めなくてもいい
正直に言えば、
私はまだ、自分にとって一番いい働き方が分かりません。
できるだけ息子と一緒にいたい。
でも、お金のことを考えれば働きたい。
仕事に戻ることは怖い。
一方で、息子と少し離れて、自分自身の時間を持つことも必要になるのかもしれない。
どれも、今の私の本当の気持ちです。
以前なら、
「結局、どうしたいの?」
と、自分に答えを求めていたかもしれません。
でも今は、
気持ちが揺れていてもいいのかな
と思っています。
子どもは成長する。
家計も変わる。
そして、私自身の気持ちだって変わるかもしれません。
だったら、一度決めた働き方をずっと続けなくてもいい。
そのときの家族と自分にとって無理のない形を選んで、
合わなくなったら、また考える。
そんなふうに働き方を考えてもいいのかもしれません。
今の私が探しているのは、
「仕事か、子どもか」の答えではなく、
子どもとの時間も、自分自身も、生活も、できるだけ大切にできる働き方。
まだ答えは出ていません。
でも、今の自分に合う形を、一つずつ探していこうと思っています。

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